「軽貨物って働いたら働いた分だけ稼げるんじゃないの…?」
「月収50万円って求人に書いてあったのに、手取りは全然…」
「まさか、契約した会社が“ブラック”だったなんて…」
これから軽貨物ドライバーに挑戦しようとしている方、もしくは今まさに「契約先探し」をしている方にとって、最も注意すべきポイント。
それが “悪質な運送会社に騙されないこと” です。
この記事では、「働けば稼げる」と思い込んで飛び込んでしまった先が、実は“地雷企業”だった…という悲劇を防ぐために、実際によくある「ヤバい運送会社」の特徴や見抜き方を徹底的に解説します。
後半では【行政処分歴の調べ方】や【通報制度】についても紹介しているので、契約前チェックの参考にしてみてくださいね!
🚚 「悪質な運送会社」に入ってしまうと起こるリアルなリスク
軽貨物ドライバーの世界では、契約した運送会社によって天国にも地獄にもなり得ます。悪質な会社と契約してしまった場合、以下のような“落とし穴”にハマる可能性があります。
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報酬未払い・遅延
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高額な車両リースで借金地獄
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辞めたくても辞められない違約金地獄
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「配りきれない量の荷物」で体を壊す
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「自己責任」で全てを押し付けられる
委託ドライバーは個人事業主の扱いになるため、会社側に過失があっても守ってくれる制度がほとんどありません。
だからこそ、“契約前”にしっかり見極めることが超重要なんです。
🧨要注意!悪質な運送会社の特徴8選
① 高額なロイヤリティを請求してくる
一般的なロイヤリティ相場は売上の 10〜15%前後。
これを超えてくる会社は、その理由をきちんと説明できるか要確認。
「システム利用料」「管理費」などの名目でさらに引かれるケースもあるので、手取りベースで必ず確認を!
② 報酬の支払いが遅い or 支払われない
「今月の支払い、来週になるかも…」
そんな言葉を何度も繰り返す会社は、経営自体が危うい可能性あり。
きちんと 支払日・金額・振込方法 を書面で残すことがトラブル防止の鍵です。
③ 車両リースが高すぎる
中古車リースの相場は月3〜4万円。
にも関わらず、「10万円以上の契約を迫られた」「保証金と言って謎の初期費用を取られた」など、悪質なリース契約も存在します。
中には “事故時の修理費用も全額自己負担” というケースも。契約書は細かくチェック!
④ 求人で「稼げる」連呼
「月収50万以上可!」「未経験でも即日高収入!」といった “過度な高収入アピール” は注意信号。
たとえ数字通り売上が出たとしても、手数料・リース代・ガソリン代などが引かれて、手取り10万円以下になることもザラにあります。
⑤ 面接がファミレスやカフェ
オフィスを見せない=中が見られると都合が悪い可能性あり。
「事務所の場所がわからない」「書類は全部口頭説明」 という場合はかなり危険です。
⑥ 会社資料が出てこない
「うちは説明とか、特に書類ないから」
→これは絶対NG。
契約書、料金体系、運送条件などはすべて 書面化してもらうのが基本ルール です。
「口約束」で進めようとする会社には、断固NOを。
⑦ 連絡が遅い・返ってこない
やり取りが雑、返信が遅い。
契約前からその対応だと、トラブル発生時にちゃんと対応してくれる可能性は限りなく低いです。
⑧ 年中求人が出ている
「ずっと人を募集してる会社」=人が定着しない会社という可能性大。
大手で新拠点オープンなどの理由があれば別ですが、「何ヶ月も同じ求人が掲載されている会社」は要注意です。
🏛️ 行政処分を受けた“危ない運送会社”の調べ方
実は、国が過去に処分した運送会社の情報はネットで誰でも調べられます。
✅ 調査に使えるおすすめサイト
過去5年間の行政処分歴が記載されており、「点呼未実施」「帳簿改ざん」「乗務時間の違反」などで処分された会社を特定できます。
🚨 こんな処分を受けた会社には要注意!
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車両使用停止:ナンバープレートが外される=営業停止
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事業停止:運営そのものができなくなる重いペナルティ
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許可取消:運送業としての営業免許剥奪 → 会社終了レベル
過去にこれらの処分を受けた会社が改善されていないケースもあります。
契約する前に必ずチェックを!
📣 実際に“違反している”会社を通報するには?
通報制度は整っています。
しかも、「公益通報者保護制度」によって、通報したことを理由に不利益を被ることは法律で禁止されています。
▶︎ 通報方法
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国土交通省の専用フォーム
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郵送
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FAX(電話は不可)
詳細はこちら👉 公益通報者保護制度|消費者庁
🌱 逆に“ホワイト運送会社”ってどんな会社?
良い運送会社を見極めるには、こんなポイントをチェックしましょう。
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面接・契約前にしっかり書面で説明がある
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ロイヤリティや費用が相場通りで透明
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質問に真摯に答えてくれる姿勢
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福利厚生やサポート制度がある(ガソリンカード支給・労災加入など)
✅ 最後に:契約前にチェックすべきポイントまとめ
チェック項目 | 確認ポイント |
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報酬体系 | 配達単価、ロイヤリティ、支払いサイクル |
費用面 | 車両リース代、手数料、ガソリン代など |
労働時間 | 荷物量・拘束時間に無理がないか |
契約条件 | 書面の有無、解約条項、違約金有無 |
会社の評判 | 過去の行政処分、ネットの口コミ |
✍️ まとめ:焦らず、慎重に選ぼう!
軽貨物の仕事は自由度も高く、うまくいけば収入も安定しやすい素晴らしい職種です。
ただし、それは 「正しい会社選び」 があってこそ。
いくら頑張っても「会社選びで失敗」すると、働いた分だけ疲れるだけ…という悲しい結果にもなりかねません。
これから始める方は、ぜひこの記事の内容を参考にして、自分に合った運送会社を慎重に選んでくださいね!