軽貨物ドライバーとしての仕事に興味はあるけれど、実際の生活や収入、働き方に不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、借金に苦しんでいた私が軽貨物配送ドライバーとして再スタートを切ったリアルな体験談を通じて、未経験からでも始められる理由や、仕事の流れ、やりがい、大変なこと、そして将来の展望までをご紹介します。
これから配送業を始めようか悩んでいる方に、少しでも参考になれば幸いです。
軽貨物ドライバーを選んだ理由と未経験からのスタート
「とにかく、今の生活を変えたい」
そんな一心でした。
当時の私は、家庭の事情で大きな借金を背負い、昼も夜も働きづめの毎日。
飲食店、カラオケ店、警備員──掛け持ちの仕事をしても、生活はギリギリ。
財布には数千円しか入っていない日も珍しくなく、心にも余裕なんてありませんでした。
「このままずっと、苦しいままなのか」
「もっと稼げる仕事はないのか」
焦りと不安で、夜眠れない日もありました。
そんなある日、たまたま目に飛び込んできたのが、
“配送ドライバー募集”の文字。
正直、最初は半信半疑でした。
でも調べるうちに知ったんです。
「軽貨物配送なら、自分の頑張り次第で収入を伸ばせる」
「働き方も、ある程度は自分でコントロールできる」
胸の奥に、小さな希望が灯った瞬間でした。
「もしかしたら、ここから抜け出せるかもしれない」
そう思った私は、迷わず応募しました。
すぐに軽貨物ドライバーとしての一歩を踏み出し、
そして──あれから6年。今、こうして新しい目標に向かって走り続けています。
軽貨物ドライバーの1日の流れとは?仕事のリアルを紹介
軽貨物ドライバーの一日は、朝8時半からスタートします。
まだ少し眠い身体を起こして営業所に向かい、
今日配達する荷物を、一つひとつ丁寧に積み込んでいきます。そんなことを考えながら、ハンドルを握って街に飛び出します。
午前中は、次々と荷物を届けながら時間との勝負。
お昼前に一度営業所に戻り、午後便の荷物を積み直します。
午後もまた、たくさんの人に荷物を届けていく。
夕方が近づく頃には、空になった荷台を見て、
「今日も頑張ったな」と少しだけ誇らしい気持ちになります。
すべての荷物を配り終えるのは、だいたい20時ごろ。
最後に営業所に戻り、片付けと報告を済ませたら、一日がようやく終わります。
時計を見ると21時。
長いようで、あっという間の一日。
今日もまた、明日へとバトンをつなぎます。

この仕事をやって「よかった」と思えた瞬間
この仕事をしていて、心からうれしいと感じた瞬間が、何度もありました。
最初の頃は、毎日が必死でした。
地図とにらめっこしながら、慣れない道を走り回って、
それでも遅れてしまうこともありました。
そんな私でも、
少しずつ配達のスピードが上がり、
一日に配れる件数が増えていったんです。
初めて月収が大きく伸びたとき、
そう実感して、思わず嬉し涙が出そうになりました。
そして、何より励みになったのが──
配達先のお客様からもらった、たった一言の「ありがとう」。
疲れた身体に、その言葉は何よりのご褒美でした。
この仕事を選んで、頑張ってきてよかった。
そう思えた瞬間でした。
軽貨物ドライバーの大変さと、乗り越えるための工夫
もちろん、大変なことも山ほどありました。
軽貨物ドライバーの仕事は、
想像以上に体力勝負です。
特に始めたばかりの頃は、
一日中走り回っても配達が終わらず、
夜遅くまで荷物を抱えていました。
思い通りに時間が使えるなんて、夢のまた夢でした。
けれど、
ルートを工夫したり、荷物の積み方を考えたり、
少しずつ「自分なりのやり方」を身につけることで、
この仕事も少しずつ、楽になっていきました。
大変だけど、乗り越えられる。
それがこの仕事のリアルです。
軽貨物配送の先に描く、自由な働き方と仲間との夢
今、私が一番大事にしたいのは、
「もっと効率よく、自由に働くこと」 です。
経験を積むうちに、
自分に合ったペースや仕事の回し方も、少しずつ見えてきました。
だからこそ、これからは無駄をどんどん減らして、
もっと自分らしく働けるスタイルを作っていきたいと思っています。
配送という枠にとどまらず、
何か新しいことを、自分たちの手で作り出す。
そんな未来を、今、本気で目指しています。