長時間運転や渋滞、時間厳守、クレーム対応など…。
軽貨物ドライバーは日々多くのストレス要因と向き合っています。
「運転中についイライラしてしまう」「仕事終わりにどっと疲れが押し寄せる」などの経験はありませんか？
ストレスが溜まると集中力が低下し、事故のリスクが高まるだけでなく、メンタル面にも大きな影響を及ぼします。
そこで今回は、配送業務のストレスを軽減し、メンタルを保つための5つの方法を詳しく解説します。
ストレスを減らす5つの方法
1. ルートとスケジュールを事前にしっかり確認する
配送のストレスの大半は、時間に追われることから発生します。
「道に迷う」「渋滞にハマる」「納品先の情報が曖昧」などのトラブルがあると、焦りやイライラが増大します。
対策
- 配送ルートは事前に確認し、最適な道を選ぶ
- 渋滞情報をチェックし、迂回ルートを用意する
- 納品先の駐車場や搬入口の情報を事前に調べる
事前準備をしっかりすることで、時間に追われるストレスを軽減できます。
2. 運転中のリラックス方法を取り入れる
長時間の運転は、体の疲労だけでなく精神的なストレスも蓄積します。
運転中でもできるリラックス方法を取り入れましょう。
おすすめのリラックス法
- 好きな音楽やラジオを流す
- 気分が落ち着く音楽やポッドキャストを聴くと、リラックスしやすい
- 深呼吸を意識する
- イライラしたときに深く呼吸するだけで、心が落ち着く
- アロマディフューザーを車内に置く
- ラベンダーやミントの香りは、リラックス＆集中力アップに効果的
運転時間を「ストレスをためる時間」ではなく、「リラックスする時間」に変えましょう。
3. 休憩をしっかり取る
「納品が遅れるから休憩しない」→ これは逆効果です。
疲れが溜まると集中力が落ち、ミスや事故のリスクが増えます。
効果的な休憩方法
- 2時間に1回は5〜10分でも休憩を取る
- ストレッチをして体を動かす
- 肩や腰を軽くほぐすと、疲労が軽減
- 水分補給を忘れずに
- カフェインの取りすぎは避け、水やお茶で適度に水分補給
短時間でも休憩を挟むことで、ストレスが和らぎます。
4. クレーム対応のストレスを減らす
配送業務では、お客様や取引先とのトラブルが発生することもあります。
「クレームを受けると気分が落ち込む」「理不尽な対応にストレスが溜まる」と感じることは誰にでもあります。
クレーム対応のコツ
- 「自分のせいじゃない」と割り切る
- 相手は仕事で怒っているだけ。個人的な攻撃と受け取らない
- 冷静に対応し、ムダな感情を使わない
- 落ち着いて謝罪し、速やかに対応策を伝える
- 一人で抱え込まず、同僚や上司に相談する
- 気持ちを共有するだけで、ストレスは軽くなる
無理に完璧に対応しようとせず、感情を切り離して淡々とこなすことがポイントです。
5. 仕事とプライベートをしっかり分ける
「仕事が終わっても配送のことを考えてしまう…」
この状態が続くと、ストレスが蓄積し、心が休まりません。
対策
- 仕事終わりに「スイッチを切る」習慣をつける
- 帰宅後は好きな趣味や家族との時間を大切に
- 運動やストレッチをして、仕事の疲れをリセットする
- 軽い運動で体を動かすと、ストレス発散になる
- 睡眠の質を上げる
- 寝る前にスマホを見ず、リラックスできる環境を作る
6. 参考
軽貨物安全対策強化に関する「誤解」
4時間に30分の休憩について
長距離トラック向けのルールであり運転をこまめに中断して配達作業を行う軽貨物ドライバーは関係ないという誤解があるようです。
あくまで「30分の休憩」であり運転の中断ではありません。… pic.twitter.com/scJuWKMn20— 西田健太@(社)全国軽貨物協会代表理事 (@nishida_kenta) February 23, 2025
