「ハコベルって実際どうなの?」「PickGoと比べてどちらが稼げる?」——軽貨物ドライバーとして仕事の幅を広げたいとき、複数のプラットフォームを比較して選ぶことが重要です。
ハコベル(Hacobell)は、西濃運輸を傘下に持つセイノーホールディングスとラクスルのジョイントベンチャーが運営する運送マッチングプラットフォームです。2015年のサービス開始以来、主に企業間(BtoB)の輸送案件を取り扱い、単純な宅配マッチングとは一線を画す信頼性と案件品質を誇ります。2026年現在では、軽貨物から中型・大型トラックまで幅広い車両に対応し、全国規模で案件を提供しています。
この記事では、ハコベルを実際に使うドライバーの口コミ・評判を中心に、単価相場・登録方法・稼ぎ方のコツ・PickGoやロジポとの違いを徹底解説します。「ハコベルは自分に合っているか」を判断するための情報をすべてまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。

この記事でわかること
- ハコベルのサービス概要と2026年時点の最新状況
- 実際のユーザー口コミ(良い・悪いの両方)
- ハコベルの単価相場と月収目安
- 登録方法と審査で必要な書類・条件
- ハコベルで稼ぐための3つの実践的コツ
- PickGo・ロジポとの比較と使い分け方
- ハコベルに向いている人・向いていない人の判断基準
ハコベルとは?サービス概要と特徴
ハコベル(Hacobell)は、セイノーホールディングス株式会社(西濃運輸グループ)とラクスル株式会社のジョイントベンチャーであるハコベル株式会社が提供する運送マッチングプラットフォームです。荷主企業がトラックドライバーに直接依頼できる仕組みで、従来は複数の仲介業者を経由していた運送手配を効率化することを目的としています。
ハコベルの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | ハコベル株式会社(セイノーホールディングス・ラクスルのジョイントベンチャー) |
| サービス開始 | 2015年(法人設立は2022年8月) |
| 対応エリア | 全国主要都市(一部地方は案件少なめ) |
| 対応車両 | 軽バン・軽トラック・1.5t〜4tトラック・大型 |
| 案件タイプ | BtoB企業間輸送・チャーター便・定期便 |
| 利用手数料 | 売上の10〜15%(案件によって異なる) |
| 審査難易度 | 中〜高(軽貨物は中程度、大型は高め) |
| 報酬支払い | 月1〜2回(案件によって異なる) |
ハコベルの最大の特徴は、全国有数の物流大手セイノーホールディングスと、テクノロジー企業ラクスルが組んだことによる、荷主企業の信頼性の高さとプラットフォームとしての使いやすさの両立です。登録している荷主企業の多くが中〜大規模の法人で、個人の宅配案件よりも単価の高い企業間輸送案件が多く流通しています。
また、PickGoが「即マッチング」のスポット案件を中心とするのに対し、ハコベルはチャーター便・定期便・長距離輸送といった継続性のある案件が多いため、一度荷主と信頼関係を築くと安定した収入を期待できます。
ハコベルの評判・口コミ(良い・悪い)
実際にハコベルを利用しているドライバーの声を、良い評判・悪い評判の両面から紹介します。

良い評判・口コミ
口コミ①:単価が高くBtoB案件は割が良い
「PickGoと掛け持ちしていますが、ハコベルのBtoB案件は単価が段違いです。荷主が法人なので交渉の余地もあり、定期便になってからは月収が20%ほど上がりました。荷物が軽い割に単価が高い案件もあって助かっています」(40代男性・専業ドライバー3年目)
口コミ②:大手グループ運営で荷主が信頼できる
「セイノーグループとラクスルが組んで運営しているので、登録している荷主企業はある程度スクリーニングされています。報酬未払いや理不尽な要求をされたことがなく、トラブルが少ないのが助かっています。個人案件が多いPickGoと違い、企業間のやりとりなので対応も丁寧です」(30代男性・専業ドライバー)
口コミ③:定期案件で安定した月収を実現
「最初は単発案件から始めましたが、荷主企業に信頼してもらえてから定期便になりました。今は週5日・同じルートを配送する形で、月収は安定して28〜32万円。PickGoのような案件争奪戦がないのでストレスが少ないです」(50代男性・専業ドライバー)
口コミ④:中型・大型への転向もしやすい
「ハコベルは軽貨物だけでなく中型・大型案件もあるので、将来的に大型免許を取得したときの選択肢が広がります。軽貨物で実績を積んだ後、中型にステップアップした知り合いも何人かいます」(40代男性・軽〜中型ドライバー)
悪い評判・口コミ
口コミ⑤:審査が厳しく登録まで時間がかかる
「登録に必要な書類が多く、審査期間も1〜2週間かかりました。PickGoが2〜3日で完了するのと比べると時間がかかります。軽貨物の場合は比較的早いようですが、書類の不備があると差し戻しになって、また数日待つことになります」(30代男性・独立半年)
口コミ⑥:案件が少ない地域では使いにくい
「地方在住なので案件数が圧倒的に少ないです。東京・大阪・名古屋に案件が集中していて、地方ではPickGoのほうが案件数が多い印象。地方で専業として使うのは正直厳しいと感じています」(30代男性・地方在住ドライバー)
口コミ⑦:副業には使いづらい面がある
「BtoB案件は荷主が法人なので、時間指定や納期の厳守が求められます。副業でたまにしか稼働できないドライバーには、レスポンスの速さや対応力が求められてプレッシャーになることも。副業なら案件選びに気をつける必要があります」(30代女性・副業ドライバー)
口コミ⑧:アプリが使いやすいとは言えない部分も
「PickGoと比べるとアプリのUIが少し古くて使いづらい面があります。案件の検索機能や地図表示など、改善してほしい点がいくつかあります。ただ、案件内容の詳細はしっかり表示されるので、実務には問題ありません」(30代男性・専業ドライバー)
ハコベルの単価相場(2026年最新)
ハコベルの案件は、PickGoよりも企業間輸送・チャーター便の比率が高いため、全体的な単価水準は高めです。

ハコベルの案件タイプ別単価相場(2026年2月時点)
| 案件タイプ | 1件あたり単価目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 近距離チャーター便(30km以内) | 3,000〜6,000円/件 | 企業間の当日配送が多い |
| 中距離チャーター便(30〜100km) | 6,000〜12,000円/件 | 距離に応じて単価加算 |
| 長距離チャーター便(100km以上) | 12,000〜25,000円/件 | 高単価・体力と時間が必要 |
| 定期便(週5日ルート配送) | 月18〜30万円/ルート | 安定収入・荷主との関係重要 |
| BtoB小口配送(近距離複数件) | 1件1,500〜3,500円 | 1日複数件こなせる |
| 精密機器・医療品輸送 | 5,000〜15,000円/件 | 高単価・取り扱い注意あり |
月収目安(稼働パターン別)
| 稼働パターン | 月間稼働日数 | 粗収入目安 | 経費差引後(概算) |
|---|---|---|---|
| 副業(週2〜3日・単発) | 8〜12日 | 10〜18万円 | 7〜14万円 |
| 専業(単発中心) | 20〜25日 | 28〜45万円 | 20〜35万円 |
| 専業(定期便メイン) | 20〜25日 | 30〜50万円 | 23〜40万円 |
| 専業(長距離チャーター特化) | 15〜20日 | 35〜55万円 | 25〜43万円 |
ハコベルの手数料について
ハコベルの手数料は売上の10〜15%が目安です。案件の種類や荷主との関係(直接契約に近い場合は低くなることもある)によって異なります。PickGoの10〜20%と比べると若干低めの設定ですが、案件単価が高い分、手数料の絶対額は変わらない場合もあります。
ハコベルの登録方法と審査
ハコベルへの登録は公式サイトまたはアプリから行えます。PickGoより審査書類が多く、承認までのリードタイムも長い傾向があります。
登録に必要な条件(軽貨物の場合)
- 黒ナンバー(事業用軽自動車ナンバー)取得済みであること
- 任意保険(対人・対物無制限)加入済みであること
- 貨物保険加入推奨(案件によっては必須)
- 普通自動車免許以上を保持していること
- 法人・個人事業主どちらでも登録可能
登録の流れ(ステップ別)
ステップ1:公式サイトから申し込みフォームへ
ハコベルの公式サイト(hacobell.com)からドライバー登録フォームにアクセスします。
ステップ2:基本情報・事業情報の入力
氏名・住所・連絡先に加え、個人事業主か法人かの区分、保有車両の情報などを入力します。
ステップ3:必要書類のアップロード
・運転免許証(表裏)
・事業用車両の車検証
・任意保険証書
・貨物保険証書(推奨)
・開業届の写し(個人事業主の場合)
ステップ4:審査(3〜10営業日)
書類審査が行われます。不備があると差し戻しになるため、書類の鮮明度・最新有効期限の確認が重要です。
ステップ5:承認後・案件受注スタート
承認メール受信後、アプリまたはウェブから案件を検索・応募できるようになります。
ハコベルで稼ぐための3つのコツ

ハコベルはPickGoと比べて「入れば稼げる」タイプではなく、荷主企業との信頼関係を積み上げることで安定収入に繋がるプラットフォームです。稼いでいるドライバーに共通するコツを3つ紹介します。
コツ①:最初から定期便化を意識した案件選びをする
ハコベルで長期的に稼ぐためには、単発案件を「定期便への入り口」と捉えて荷主との関係を積み上げることが最も効果的です。最初の数件は単発案件でも、時間・品質・コミュニケーションで信頼を得ると定期契約の提案が来ることがあります。
定期便になると毎月の売上が安定し、案件を取るための競争から外れることができます。月収が安定して上がっているドライバーの多くは、定期便3〜5ルートを確保している方々です。
コツ②:長距離・中距離チャーター便で時間効率を上げる
ハコベルの高単価案件の代表が長距離・中距離チャーター便です。1件あたりの単価が1万〜2.5万円になる案件を1日2〜3件こなせれば、日収3〜5万円も視野に入ります。
体力と時間は必要ですが、近距離案件を細かくこなすより時間効率が良いケースも多いです。ガソリン代を考慮しても、長距離案件の1km単価は近距離案件を上回ることがほとんどです。
コツ③:PickGoと掛け持ちして案件の空白を埋める
ハコベルは案件数がPickGoほど多くないため、案件がない時間帯はPickGoや他のプラットフォームと掛け持ちするのが現実的な収入最大化戦略です。
ハコベルをメインに定期便・高単価案件を受けながら、空き時間はPickGoのスポット案件を受注するという組み合わせが、専業ドライバーの月収35万円以上を狙う上で有効です。
ハコベルとPickGo・ロジポの比較
軽貨物マッチングサービス3社比較表(2026年2月時点)
| 比較項目 | ハコベル | PickGo | ロジポ |
|---|---|---|---|
| 主な案件タイプ | BtoB・チャーター・定期 | 単発・スポット・定期 | 定期便・固定ルート |
| 単価水準 | 高め(チャーター中心) | 中〜高(案件による) | 中〜高(定期固定) |
| 案件数 | 中程度 | 多い | 中程度 |
| 審査難易度 | 中〜高 | 低め | 中程度 |
| 収入安定性 | 高い(定期案件多め) | やや不安定 | 高い(定期中心) |
| 副業での利用 | △(BtoB案件は対応力必要) | ◎ | ○(定期便は副業と相性良い) |
| 専業での利用 | ◎ | ○ | ◎ |
| 手数料 | 10〜15% | 10〜20% | 10〜15% |
| 対応エリア | 都市部中心 | 全国47都道府県 | 都市部中心 |
ハコベルに向いている人・向いていない人
ハコベルに向いている人
- 専業で安定した収入を求めている人
- 企業間の信頼関係を大切に、長期的な取引を望む人
- チャーター便・長距離案件で効率よく稼ぎたい人
- 東京・大阪・名古屋などの主要都市圏に住んでいる人
- 中型・大型免許取得後も視野に入れてキャリア形成したい人
- 荷主との丁寧なコミュニケーションが得意な人
ハコベルが向いていない人
- 地方在住の人:都市部に案件が集中しており、地方では案件不足になりやすい
- スキマ時間だけ稼ぎたい副業ドライバー:BtoB案件は時間指定が厳しく、副業との両立が難しい場合がある
- 登録してすぐに稼ぎ始めたい人:審査期間が長く、初期の案件獲得にも時間がかかる
- 多様な荷物・エリアを経験したい人:PickGoと比べて案件の多様性は低い
よくある疑問(FAQ)
Q. ハコベルはPickGoと併用できますか?
はい、完全に併用可能です。ハコベルとPickGoは競合他社ですが、ドライバー側はどちらにも登録して案件を受注できます。多くの専業ドライバーが両方に登録し、ハコベルで定期便・高単価案件、PickGoで空き時間のスポット案件というように使い分けています。案件の競合はありませんので、両方登録することをおすすめします。
Q. ハコベルの審査に通るために準備すべきことは?
最も重要なのは書類の完備と鮮明な画像のアップロードです。特に①任意保険が対人・対物無制限であること②黒ナンバーの車検証であること③保険の有効期限が切れていないことを事前に確認しましょう。貨物保険は必須ではない場合もありますが、加入しておくと審査が通りやすく荷主からの信頼も高まります。
Q. ハコベルで月収30万円以上は現実的ですか?
専業ドライバーとして都市部で稼働し、定期便を複数確保できれば月収30万円以上は現実的な目標です。ただし、最初の3〜6ヶ月は荷主との信頼関係を築く期間として、月収20〜25万円程度からスタートするケースが多いです。段階的に定期案件を増やしていくアプローチが安定した収入増に繋がります。
Q. ハコベルで事故・トラブルが発生した場合の対応は?
ハコベルは運送業者と荷主の間のマッチングプラットフォームです。事故発生時の対応は基本的にドライバー(個人事業主)の責任となるため、任意保険・貨物保険への加入が必須です。ハコベル側もサポート窓口を設けていますが、保険を通じた対応が基本となります。事前に保険内容を確認しておくことが重要です。
Q. 軽貨物以外の車両でもハコベルを利用できますか?
はい、ハコベルは軽貨物だけでなく1.5t〜4t車、大型トラックにも対応しています。軽貨物で実績を積みながら中型免許を取得し、より単価の高い中型案件にシフトするキャリアパスを選ぶドライバーもいます。将来的な車両拡大を検討している方にとって、ハコベルは長期的に活用できるプラットフォームです。
まとめ
ハコベルは、セイノーホールディングスとラクスルというバックグラウンドを持ち、BtoB企業間輸送の高単価案件が充実した軽貨物マッチングプラットフォームです。
PickGoと比べると案件数は少なめですが、単価水準が高く・定期便化しやすく・荷主との信頼関係を構築すれば安定収入が見込めるという点で、専業ドライバーや月収30万円以上を目指す方に特に向いています。
審査はやや厳しめ・登録に時間がかかる点はデメリットですが、通過すれば質の高い案件にアクセスできます。まずはPickGoと並行して登録し、ハコベルの定期便を軸に収入基盤を作るというアプローチが現実的です。
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免責事項(2026年2月時点)
本記事に記載している料金・単価・手数料等の情報は、2026年2月時点の情報をもとに作成しています。法改正・制度変更・各社のサービス内容変更により、実際と異なる場合があります。最新情報は各公式サイトにお問い合わせください。本記事の情報をもとにした行動・判断についての責任は負いかねます。
参考文献
- ハコベル株式会社 公式サイト(https://hacobell.com/)
- セイノーホールディングス株式会社 公式プレスリリース(https://www.seino.co.jp/)
- 国土交通省「物流・運送業における働き方改革に関する調査」2025年度
- 全国軽自動車協会連合会「軽自動車運送事業に関する実態調査」2025年
- 物流業界専門誌「Logistics Today」2026年1月号

