「軽貨物ドライバーなら月収50万円!」「年収600万円も夢じゃない!」——そんな魅力的な求人広告を見て、軽貨物ドライバーを検討していませんか?
しかし、ここに大きな落とし穴があります。求人広告に書かれている「月収50万円」は、売上であって手取りではありません。
この記事では、軽貨物ドライバー歴3年の筆者が、年収・月収・手取りの真実を完全公開します。経費・税金・社会保険料の内訳から、本当に稼げるのかまで徹底解説します。

この記事でわかること
- 年収300万円の真実(売上と手取りの違い)
- 経費・税金・社会保険料の内訳(具体的な金額)
- 月収30万・40万・50万円の手取りシミュレーション
- 月収100万円は本当に可能なのか?
- 手取りを増やす5つの方法
- 正社員 vs 業務委託の収入比較
「こんなはずじゃなかった…」と後悔する前に、収入の真実を知っておきましょう!
⏰ 結論から先に|「月収40万円」でも手取りは25〜30万円が現実
✅ 軽貨物ドライバーの収入の真実
- 平均年収:300〜600万円(売上ベース)
- 手取り月収:20〜50万円(業務委託)、25〜45万円(正社員)
- 月収40万円でも、手取りは25〜30万円程度
- 経費・税金・社会保険料で売上の30〜40%が消える
❌ よくある誤解
- 「月収50万円」= 手取り50万円ではない
- 「年収600万円」= 手取り600万円ではない
- 求人広告の金額は「売上」であり「手取り」ではない
- 経費・税金を引くと、思ったより少ない
💰 真実1:「年収300万円」は売上 — 手取りは年収240万円程度

軽貨物ドライバー(業務委託)の収入は、以下の流れで計算されます。
収入の計算式
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ① 売上(総収入) | 配達した荷物の報酬合計 |
| ② − ロイヤリティ(手数料) | 運送会社に支払う手数料(10〜20%) |
| ③ − 経費 | ガソリン代、車両維持費、保険料など |
| ④ = 所得 | 経費を引いた後の金額 |
| ⑤ − 税金・社会保険料 | 所得税、住民税、国民健康保険、国民年金 |
| ⑥ = 手取り | 実際に手元に残る金額 |
| 項目 | 金額(年間) | 金額(月間) |
|---|---|---|
| 売上(総収入) | 360万円 | 30万円 |
| ロイヤリティ(15%) | -54万円 | -4.5万円 |
| 収入(手数料後) | 306万円 | 25.5万円 |
| ガソリン代 | -36万円 | -3万円 |
| 車両維持費 | -24万円 | -2万円 |
| 自動車保険 | -18万円 | -1.5万円 |
| その他経費 | -12万円 | -1万円 |
| 所得(経費後) | 216万円 | 18万円 |
| 国民健康保険 | -30万円 | -2.5万円 |
| 国民年金 | -20万円 | -1.7万円 |
| 所得税・住民税 | -12万円 | -1万円 |
| 手取り | 約154万円 | 約12.8万円 |
📊 真実2:経費だけで年間90万円以上かかる
| 経費項目 | 月額 | 年額 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ガソリン代 | 30,000〜50,000円 | 36〜60万円 | 走行距離により変動 |
| 車両維持費 | 10,000〜20,000円 | 12〜24万円 | 車検、オイル交換、タイヤなど |
| 自動車保険(任意) | 10,000〜20,000円 | 12〜24万円 | 事業用は高額 |
| 自賠責保険 | 2,500円 | 3万円 | 24ヶ月契約の場合 |
| 駐車場代 | 5,000〜15,000円 | 6〜18万円 | 自宅の場合は不要 |
| 通信費 | 5,000〜10,000円 | 6〜12万円 | スマホ、GPS |
| 車両リース代 | 30,000〜50,000円 | 36〜60万円 | リース利用の場合 |
| 軽自動車税 | – | 3,800円 | 黒ナンバー |
| 合計(リース除く) | 約75,000円 | 約90万円 | |
| 合計(リース含む) | 約115,000円 | 約138万円 |
💡 経費削減のポイント
- 燃費の良い車両を選ぶ(エブリイ、ハイゼットカーゴ)
- 法人ガソリンカードで割引を受ける
- 車両は購入よりリースの方が初期費用が安い
- 自宅の駐車場を使えば駐車場代ゼロ
💸 真実3:税金・社会保険料で年間60万円以上消える
| 項目 | 年額 | 月額 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 国民健康保険 | 30〜50万円 | 2.5〜4万円 | 所得により変動 |
| 国民年金 | 約20万円 | 約1.7万円 | 定額(2026年度) |
| 所得税 | 5〜15万円 | 0.4〜1.3万円 | 所得により変動 |
| 住民税 | 10〜20万円 | 0.8〜1.7万円 | 所得の約10% |
| 合計 | 65〜105万円 | 5.4〜8.7万円 |
⚠️ 注意点
- 国民健康保険は所得が多いほど高額になる
- 国民年金は一律で約20万円/年(免除制度あり)
- 確定申告で経費を計上すれば所得税・住民税が減る
- 青色申告すれば最大65万円の控除が受けられる
💵 月収別:手取りシミュレーション完全版

| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 売上 | 30万円 |
| ロイヤリティ(15%) | -4.5万円 |
| 経費 | -7.5万円 |
| 税金・社会保険料 | -5万円 |
| 手取り | 約13万円 |
結論:月収30万円では、手取り13万円程度。生活は厳しい。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 売上 | 40万円 |
| ロイヤリティ(15%) | -6万円 |
| 経費 | -8万円 |
| 税金・社会保険料 | -6.5万円 |
| 手取り | 約19.5万円 |
結論:月収40万円でも、手取りは約20万円。平均的な生活レベル。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 売上 | 50万円 |
| ロイヤリティ(15%) | -7.5万円 |
| 経費 | -9.5万円 |
| 税金・社会保険料 | -8万円 |
| 手取り | 約25万円 |
結論:月収50万円なら、手取り25万円。一般的なサラリーマン並み。
🚀 月収100万円は本当に可能なのか?
「どんなに運送に慣れた人でも1日に対応できる荷物量は250個が限界だと言われています。」
計算してみよう
- 配達単価:200円/個
- 1日の配達個数:250個(限界)
- 1日の売上:200円 × 250個 = 50,000円
- 稼働日数:27日(月3日休み)
- 月間売上:50,000円 × 27日 = 135万円
手取りは?
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 売上 | 135万円 |
| ロイヤリティ(20%) | -27万円 |
| 経費 | -15万円 |
| 税金・社会保険料 | -15万円 |
| 手取り | 約78万円 |
⚠️ 現実的には困難な理由
- 1日250個配達は体力的・時間的に限界
- 配達単価200円の案件は少ない(平均150円)
- 月27日稼働は体力的に持たない
- 好条件のエリアに当たるとは限らない
- トラブル・再配達で効率が落ちる
📈 手取りを増やす5つの方法
- 配達ルートを最適化する
- 配達先の特徴を覚える(宅配ボックス、不在時間帯)
- 荷物の積み方を工夫する(配達順に積む)
- 交通事情を把握する(渋滞回避)
効果:1日の配達個数が10〜20個増える → 月収+3〜6万円
- 企業配送(ルート配送):安定・高単価
- Amazon Flex:時給1,500円〜2,000円相当
- 夜間配送:深夜手当で単価アップ
- 大手運送会社:単価が高い傾向
- 法人ガソリンカードで割引(年間10万円削減)
- 燃費の良い車両を選ぶ
- オイル交換・タイヤ交換を自分で行う
- 保険を見直す(複数社比較)
効果:年間10〜20万円の経費削減
- 青色申告特別控除:最大65万円
- 経費を漏れなく計上する
- 会計ソフトで自動化(freee、マネーフォワード)
効果:年間10〜15万円の節税
- ロイヤリティ10%の会社を選ぶ(20%の会社もある)
- 固定型(月5,000円)の方が得な場合も
- 複数社を比較する
効果:月収40万円なら、ロイヤリティ10%と20%で月4万円の差
🔀 正社員 vs 業務委託:どちらが稼げる?
| 項目 | 正社員 | 業務委託 |
|---|---|---|
| 月収(総収入) | 30〜50万円 | 40〜70万円 |
| 手取り | 25〜45万円 | 20〜50万円 |
| 安定性 | 高い | 低い |
| 経費負担 | 会社負担 | 自己負担 |
| 社会保険 | 厚生年金・健康保険 | 国民年金・国民健康保険 |
| ボーナス | あり(年2回) | なし |
| 有給休暇 | あり | なし |
| 自由度 | 低い | 高い |
✅ 正社員がおすすめの人
- 安定した収入が欲しい
- ボーナス・有給が欲しい
- 社会保険が充実している方がいい
- 経費管理が面倒
✅ 業務委託がおすすめの人
- 高収入を目指したい
- 自由に働きたい
- 頑張りを収入に反映させたい
- 経費管理ができる
よくある質問【Q&A】
A. 売上ベースで年収300〜600万円、手取りは年収240〜450万円が平均です。業務委託の場合、経費・税金を引くと売上の60〜70%が手取りになります。
A. 可能ですが、かなりハードです。1日120〜150個の配達を月25日以上続ける必要があります。また、売上50万円でも手取りは25〜30万円程度です。
A. 副業でも可能です。週末のみの稼働で月10〜15万円の収入が見込めます。ただし、年間20万円以上の副収入がある場合は確定申告が必要です。
A. 頑張り次第では業務委託の方が稼げますが、安定性は正社員の方が高いです。
| 項目 | 正社員 | 業務委託 |
|---|---|---|
| 手取り | 25〜45万円 | 20〜50万円 |
| 安定性 | 高い | 低い |
A. 月7〜11万円(年間90〜138万円)が目安です。主な経費はガソリン代、車両維持費、保険料です。
まとめ:軽貨物ドライバーの年収の真実
軽貨物ドライバーの年収・手取りの真実をまとめます。
💰 収入の真実
- 平均年収:300〜600万円(売上ベース)
- 手取り:年収240〜450万円
- 月収40万円でも手取りは25〜30万円程度
- 経費・税金で売上の30〜40%が消える
📊 手取りシミュレーション
- 月収30万円 → 手取り約13万円
- 月収40万円 → 手取り約20万円
- 月収50万円 → 手取り約25万円
📈 手取りを増やす方法
- 配達効率を上げる(ルート最適化)
- 高単価の案件を選ぶ(企業配送、夜間配送)
- 経費を削減する(法人ガソリンカード、燃費改善)
- 青色申告で節税する(最大65万円控除)
- ロイヤリティの低い会社を選ぶ
軽貨物ドライバーは「稼げる」仕事ですが、「思ったより手取りは少ない」のも事実です。経費管理・税金対策をしっかり行い、効率的に働くことが成功の鍵です。
軽貨物ドライバーに役立つ記事
🚨 Amazon Flexはやめとけ?
📦 ゆうパックはきつい?
😓 きつい?やめとけ?
🏢 委託会社を探したい
🚗 車両費用を抑えたい
⛽ ガソリン代を削減したい
📝 確定申告を簡単にしたい
🛡️ 自動車保険を比較したい
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【筆者プロフィール】
軽貨物ドライバー歴3年。Amazon Flex、委託会社での配送を経て、現在は月収45万円(手取り28万円)を達成。経費管理・確定申告の経験を活かし、これから軽貨物ドライバーを始める方向けにリアルな情報を発信しています。
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【免責事項】
この記事の情報は2026年2月時点のものです。収入・経費・税金は個人の状況や地域により異なります。実際の金額は各委託会社・税理士にご確認ください。

